歴史系ジョークブログ(仮)

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豊臣家有能ダービー

信長の野望」シリーズには大体「群雄割拠」というシナリオが搭載されています。

戦国大名たちが時代を超えて登場するという人気シナリオなのですが、このシナリオ

を一回でもプレイするととある事に気づくかと思われます。

そう、「豊臣家強すぎ問題」です。

何が強いかってその武将の質。このシリーズにおいて各能力値の能力は原則百が上限。

例えば「武力」ならば毘沙門天さんが100、真田の子倅が98、瓶割さんなら92といった具合。

そんな感じのゲームにおいて我らが太閤様は「武力」以外殆ど95越えを達成、ゲーム内有数のチートにあらせまするが豊臣家の強さはそんな程度じゃない。

つまりゲーム開始時から各能力90越えがこれはもううじゃうじゃと存在し、70前後の武将が二流扱いをされるという異常事態。(ちなみに70という数字は織田信忠武田義信あたりの「優秀な二代目」クラスの武将の平均値)

何かの補正が入っているかの如くいやに優秀な能力を与えられている武田家臣団と比べてもその差は歴然。

信玄さん曰く「人は石垣、人は城」らしいですが、それならば初期に与えられている居城がかたや大阪城かたや躑躅ヶ崎館という月とスッポンを通り越した何かになっているのにも頷けます。

 最も、最近のシリーズでは官兵衛どころか加藤や福島、挙句の果てに大谷や石田にまで独立され、夏の陣時よりも人材の質の薄い豊臣家が見れたりするのですがそれは別の話。さて話を本題に持っていきますと、とかく人材の質の厚い豊臣家、その中でも一番の有能は誰なのか、題して

 

                           「豊臣家有能ダービー」

 

前置きがとんでもなく長くなってしまいましたが、豊臣家一番の有能は誰なのかということを私の独断と偏見、にわか知識で適当に考察する企画「豊臣家有能ダービー」、今回の審査基準は以下の三つ。

・立場

    豊臣家の中でどれだけ重要な立ち位置だったかを問います。どれだけ武功があろうと

    100石200石の一兵卒を「有能」とは言えないでしょう。多分。

・貢献度

武功、政治の功、調略の功など、分野を問わず功を問います。言うまでもありませんが「豊臣家にとっての」功が評価対象です。

・忠義度

豊臣家は秀吉の死により大きく割れます。これに関しては「関ヶ原の戦い、大阪の陣で徳川に付いたから不忠」というのではなく、「最終的な段階で豊臣家に忠を持ってたか」を問おうと思っています。

前回よりも主観全開になりそうなこの感じ、幸先不安ではありますが、とりあえず例を。

 

豊臣秀長

・立場

秀吉の異父兄弟にして百万石の大大名にして官位は「大納言」。性格は温厚篤実、それがゆえ諸侯の信頼も篤く、秀吉からも無二の信頼を寄せられていた豊臣家の柱石。

・貢献度

信長存命時から数多くの戦功をあげるが、彼の真骨頂は信長死後。西に長曾我部を下 し九州を平定し、南に紀州の反乱因子を討伐し、統治の困難な大和をよく纏め、数多 くの政策を起案し、まさに八面六臂の大活躍。

・忠義度

まあ言うまででもありませんが、彼の存在は豊臣家にとって正真正銘の大柱石。何と 言っても「彼が秀吉よりも長く生きていれば豊臣は安泰だった」という説が割と冗談ではないということがそれを証明して余りあるだろう。

・総評

秀吉以上に豊臣家の中心と言えるかもしれない人物。実際の歴史において、彼が死ん だ後の秀吉は、雪斎和尚が死んだ後の義元を想像させる程。

とまあこんな感じで審査していきます。

ちなみに、例によって秀長は不戦勝です。出来レースにしかなりませんし。

では今回はこのくらいで。