アメリカンジョークin戦国4
鍋島直茂「殿、戦の相手が島津と聞き、兵の半数が脱走しました」
竜造寺隆信「何ィ!?し、しかし残りの半数は島津をも恐れぬツワモノという・・・」
鍋島直茂「後の半数はその情報を知らないそうです」
アメリカンジョークin戦国4
「お坊様、どうか私の懺悔を聞いてください」
「御仏は悔いる者を許します。何なりとおっしゃりなさい」
「実は、畿内の統治者である織田信長公を誤って殺してしまったのです」
それを聞いたお坊様、にっこりと笑い「確かに聞き届けました」
「貴方の多大な功績には御仏もお喜びでしょう。さあ、安心して懺悔なさい」
井伊直政「信長公は我らの主君家康様を「三河の弟」と呼んでいるらしい。やはり同盟諸国の中でも別格に親しいという事なのだろうな」
本田忠勝「いやはや、そうではない。兄弟というのは無条件に兄が上に立つものだし、何より友人と違って兄弟は選べない」
大阪城の門前で「太閤は農民上がりの猿面郎!」と叫んだ町人がいた。その町人は即刻捕縛され、審議の末打ち首獄門が決まった。町人は獄番に嘆く。
「いくら何でも悪口を言っただけでこの処置とは。あんまりじゃないですか」
「貴様の罪状は侮辱罪ではない。機密漏洩罪だ」
明智光秀「・・・織田家は増長しており、その現状は崖っぷちにあるかと」
足利義昭「ほほう!では将軍家はどうじゃ?」
俄に天下を取った秀吉。自分の政権に好印象を植え付けるため、前政権所有者である旧主信長の各種苛烈な政策を批判していた。すると大名の一人がこんなことを。
「殿下は信長公の信任が厚かったのでしょう。どうしてその時止めなかったのです?」
それを聞いた秀吉、顔色を変え「今何といったぎゃあっ!?」と怒鳴った。その大名、ただ平伏するばかり。その様子をしばらく見ていた秀吉はニヤッと笑い「そういことだ」
三成「正面の軍は福島軍か。ヤツは戦上手。数も多く手ごわいな」
左近「宇喜多殿を当てましょう。きっと押し切れるでしょう」
三成「その後ろには井伊軍か。徳川家きっての精強部隊というが」
左近「小西殿に援護させましょう。あの方は戦意がありませんがまあ十分でしょう」
三成「そして・・・そういえば側面の山には味方の中でも最大勢力、小早川殿の軍が」
左近「いかん、それを忘れておりました。大谷殿に五つの部隊を預けましょう。しかしそれでも足りるかどうか」
毛利家に滅ぼされた尼子家の遺臣山中鹿之助。主家再興軍を興すも再び毛利家に敗れ、捕らえられた。無論極刑が決定し、いざ処刑の日。鹿之助は毛利家の重臣である吉川元春にこう言った。
「処刑の前に宣言しておきます。私は毛利家に恭順します」
元春は驚いた。毛利家に恭順するということは毛利の家臣になるも同様。なぜ処刑の日になってそのような事を言うのか。そう元春が尋ねると、鹿之助は薄く笑い、「こうすれば私の死と同時に毛利の兵士が一人死ぬことになる」