豊臣家・有能ダービー2
懐かしい企画を拾おうシリーズ
「豊臣家有能ダービー2」
・概略
天下を統一した戦国大名「豊臣家」家中一同の中で一番の有能は誰なのかを、私の独断と偏見、にわか知識で適当に考察する二年前の企画。
久々見返したら何か見てる人がいたので復刻してみた。
・ルール変更
「立場」、「貢献度」、「忠義度」の三つの観点から評価をすると初回にて書いたのですが(覚えてないけど)、このうち「忠義度」の項目を「逸話」に変更します。・・・だってここに名前が載るような方々が秀吉存命時に忠義が無いはずないし・・・
・竹中 重治(半兵衛)
知名度だけなら家中どころか戦国有数。なお・・・
・立場
官位も無ければ所領も無い。一秀吉の軍師以上でも以下でもない。まあ死んだのが36という弱冠なので致し方なしか。
・貢献度
よく半兵衛は何もしていないと一周回って言われがちだが、創作物で見る程度の活躍はしている。ていうか創作物の中で知名度相応の活躍はしていない。彼の一番の逸話は齋藤家の家臣だったころに稲葉山城を占拠した事。
・逸話
特に無し。いや、調べてみたけど本当に特筆すべきことが無い。
このブログを見ているそこそこ歴史知識に覚えがあると推定されるそこの貴方、半兵衛の逸話を思い浮かべてみてください。
・・・ね?稲葉山占拠事件でしょう?
そういう事です。
・総評
まあ予想は出来てたけど弱い。「羽柴家有能ダービー」ならいけるか・・・?
・黒田 孝高(官兵衛/如水)
半兵衛と並び称される事が多い軍師。彼と異なるのは秀吉の死亡時まで存命だった事。大河にもなったため知名度でも一歩リードか。
・立場
備前12万石の大名。今の福岡県の辺りに50万石位の領地を持ったのは関ヶ原の後家康に貰った物なので除外。官位は従五位下「勘解由次官」。後述する貢献度の割には領地・官位共に案外こじんまりとした印象を受けるかもしれない。
・貢献度
中国攻め、四国攻め、九州攻めなど、秀吉=豊臣(羽柴)家にとって重要な戦の殆どで功を挙げている官兵衛だが、恐らく一番有名かつ大きな功は、小田原城を無血開城せしめた事だろう。多分。半兵衛と異なり後の小倉藩の開祖と言う事もあり資料が豊富であり、言われているような多くの功が確実性の高いものだという事も大きい。
・逸話
関ヶ原の戦いを機に天下を狙っただの秀吉が官兵衛の器量を恐れて九州に追いやっただのやけに不穏な逸話の多いお方。しかし悪目立ちする不穏な逸話に隠れがちだが名君主、名軍師としての逸話も多い。
・総評
やはり大河になるだけあって優秀なお方。正直半兵衛と肩を並べているのは名前の語感によるものが殆どだと思う。
第三回へ続く!(多分)