アメリカンジョークin日本史4
将軍・足利義教が行方知れずになった。山名宗全は前日義教を饗宴に招いた赤松教康を呼び出し行方を尋ねた。
「公方様が居なくなった。貴公の屋敷にいるか」
「いりません」
江戸時代、武勇自慢の武士の館に商人が訪れ、こんな話をした。
「かの家康様にすら過ぎたると評された徳川四天王が一人、本田忠勝様をご存じでしょうか」
「無論存じておる。我ら武士の憬れだからの」
「その本田様から生を奪った武器があることは?」
「なに、そんな物があるのか!」
「はい。今ならばお安くご奉仕させてもらいます」
武士は大金を支払いその武器を購入した。後日、館に小刀一本と一緒に手紙が。
「本田忠勝に死を覚悟させた小刀、確かに送りました」
開国論者である井伊直弼が民たちに開国の重要性を訴えた。しかし民たちはこれを信じようとしない。直弼は側近に愚痴をいった。
「なんということだ。幕府による鎖国政策がここまで庶民の心に根付いていたとは」
「いえ、庶民たちは貴方に反発したいだけでしょう」
鎌倉時代、モンゴル帝国のフビライハーンは執権北条時宗に朝貢を求める親書を送った。しかし時宗はこれを無視したため、今度は脅迫状が送られてきた。
「貴国が朝貢に応じないというのなら、獰猛残虐にして一騎当千の猛獣どもが貴公の首を狙いに行くであろう」
これを読んだ時宗は不思議そうな顔をして言った。
「何故我が国の武士が私の首を狙うのだ?」
Q とある国司が数年間行方知れずになったのは何故か。
A 谷底に落とした一銭を探していたから。
徳川家康はもうすぐ成人しようとしている豊臣秀頼に向かってこう話した。
「秀頼どの。昔ならいざ知らず、今民たちは泰平を求めている」
秀頼は頷いた。
「そして昔ならいざ知らず、今や天下を納めているのは将軍家だ」
秀頼は頷いた。
「であるから、大阪城に軍備を整え、徳川に挑もうなどというのは無駄な事だし、多くの悲しむ人が出てくる愚かな事だ、分かるかね?」
秀頼は頷いた。
「よし、では今言ったことを母上に伝えなさい」