悪魔の辞典in日本史
「太閤」
自らが築き上げた巨大な功績をそれ以上の蛮行で塗りつぶすエンターテイナーの通称。
もしかして→日向守
「自分とて、どうして貴殿と争う理由があろうか」
一時的な休戦の際に用いられる文言。
「出家」
庶民にとっては逃走の手段であり、権力者にとっては二元政治を合法的に行う手段となる便利な行為。
「徳川綱吉」
評価の高低の安定しない人物。転じて人の評価がいかに主観的な事かを説明する慣用句。
「今川義元」
「徳川綱吉」参照。
「豊臣秀次」
「徳川綱吉」参照。
「石田三成」
「徳川綱吉」参照。
「伊達家」
味方を射殺する軍法の元、軍事的野心を公言し、癇癪が強い主君に率いられた、当代有数の兵力を持つ太平の火薬地。
「墾田永年私財法」
高い認知度を持つわりに詳しい内容を知る者は少ない謎の法。
「菅原道真」
政争に負けただけで後世まで恨みを残す小人物の代表例。逆恨み。
もしかして→平将門
「大宰府」
恨み呪いの神様を祭る怨霊の府。少しでも他人を蹴落としたいと願う受験生が多く訪れる事でも有名。
「源義経」
美化に美化を重ねた結果原形が見えなくなってしまった物。有名な虚構は時に真実に勝りえるという一例。
もしかして→真田幸村
「大日本帝国」
ビギナーズ・ラックの恐ろしさを示す好例。
「大化の改新」
有名なものほど実は嘘偽りが多く、時には物そのものが存在しない場合だってあるという社会の現実を現した用語。
もしかして→聖徳太子
「逆賊」
旧権力に屈さない人々の総称。
「悪党」
「逆賊」参照。
「~の大恩を忘れたか!」
崩壊しかけた組織が使う苦し紛れの誹謗。
「兵は迅速を尊ぶ」
口にすると必ず敗北を招くという呪いの言葉。
「貴公の事を親とも兄とも思おうぞ」
見え透いたお世辞。阿り。転じて「一時しのぎ」の意味も。
「攘夷運動」
世の中を知らない人間は、時に知識人の想像もつかないことを実行し、それは案外成功することがあるのだということ。
「後醍醐天皇」
神の権威、王の権力、仏の高貴を持ちながら失敗だらけの不思議な人物。
「征夷大将軍」
基本的に自ら戦うことはない武門の最高権力者。
「醍醐・村上の治」
どれだけ地方で反乱が起きていようと政治権力が安定していれば「太平」とみなす日本人の倫理観を示す言葉。
「鬼」
大成しない猪武者に対して付けられる異名。
「貴殿の人物には、主君も常々称賛しており」
調略の際の挨拶言葉。