歴史系ジョークブログ(仮)

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信長の野望大志PKレビュー2

このブログを見ている方の九割が大志pkレビューを見ているらしい。何だろう、そんなに面白い文章だったっけ?

 

・・・明らかに検索妨害しています。どうにかしないと。

 

                 「信長の野望大志PKレビュー2」

 

前回はいくら何でも好き勝手に書きすぎたので、今回はレビューはレビューでも高評価レビューを目指します。いい所だけを凝縮して伝えますので騙されないようn何でもありません。ちなみに前回のレビューでは「通常版」と比較してのレビューでしたが、今回は作品そのものを過去作と比較してレビューしようかと思います。

 

・「足軽」と「農兵」の分離

これは良く考えられたシステムです。臨時兵と常備兵が別個の存在として扱われるというのは戦略シュミュレーションとしての戦略性のみならず、史実と比較した時のリアルさまでもに厚みをかけています。考えは良かったんですけどね・・・

 

・「大志」システム

やっぱり四の五の言う前にこのシステム。前回も結構な割合で述べましたがこのシステムは過去作と比較しても類のない面白いシステムです。「通常版」と比較すればこそ固有大志に物足りなさを感じますが、何だかんだで有名武将の殆どが固有大志を持っているので、大体のプレイにおいてその武将「らしい」プレイが出来ます。このシステムを味わった後に過去作をプレイすると何か味気無さを感じてしまう程。じゃあゲーム自体も面白くしてくれれば良かったのに。

 

・グラフィックの進化

普段の映像やイベントムービーが綺麗になった事は勿論、武将のイラストもかなり書き換えられていて格好よくなっています。一部では戦国無双よりの「ビジュアル化」ではないかと言われる程大胆な格好をしている武将もいますが、おおむね魅力的。特に齋藤道三豊臣秀吉などの高齢武将は格好いい(個人の感想です)。誰が呼んだかムービーゲー。

 

・ゲームとしてのボリューム

流石に最新作なだけあってゲームとしてのボリュームはかなりの物です。有名な合戦は細部まで作りこまれているし、発生させづらいとはいえイベントの量は過去最大級です。また、一地方の統一を目指す「地方モード」の実装などもあり、その辺りの密度はシナリオの数でこそ負けている前作「戦国立志伝」に劣るものではありません。まあお値段相応なんですけども(定価一万円弱)。

 

・各種コマンドの簡略化

このシリーズにおいて城下町を発展させる「内政」はゲームの重要な部分をになう魅力であると同時に、一見した複雑さから新規に対する敷居でもありました。この作品はこの敷居を大胆にも取り外し、新規プレイヤーにも簡単に内政が行えるようにしました。金銭収入を増やす「商業」は城単位ではなく謎のエリア単位になった上、一度「進出」すれば後は殆どやることが無いため、東北の山城であろうが天下の大阪城であろうが、あまり収益は変わらない仕様になっております。ファッキン。食料収入を増やす「農業」も一見複雑そうに見えますがその実中身は簡略そのもの。少し慣れたプレイヤーなら全て委任にするでしょう。更にもう止めましょう

 

・・・高評価しようと頑張ったんです。でも駄目でした。いい所を、魅力的な所を思えば思うほど、残念な所が邪魔をするんです。間違いなく過去作にはない魅力を沢山備えているのに、残念な所が全てを壊すんです。いっそのこと前作「創造」シリーズみたいに「信長の野望大志 戦国立志伝」とか出してみてはどうでしょう。きっと皆買います。私も買います。一万五千までは出します。手のひらで踊り狂って見せます。

 

という訳で、次回作に期待しましょう(小声)