歴史系ジョークブログ(仮)

名前のまま歴史系ジョークを主に掲載するブログ。気まぐれ更新。

替え歌法律シリーズ3

当ブログは私の勉強の為のブログです

替え歌法律シリーズ3

 

 

「シアワセ☆ハイテンション」

今すぐ債務の担保を取って  金戻るまで持っていよう

人の物権  全て利用し

全部全部  債権を履行しよう

R・Y・U・T・I  留置権  LeT's go

R・Y・U・T・I  留置権  LeT's go

 

物の修理  請け負って  綺麗になおり絶好調!

でも料金払わないなんて  「返さない」って突き放せ!

物権の権利として  第三者にだって主張しよう

牽連性を満たして  債権の弁済期に言おう

管理は善管*注意に則って

使った必要費回収

生じた果実  見逃さないよ  回収は優先に

許可えたならば使用しよう  担保も供せるかも?

代わりの担保  提供しても  消滅は  「請求」どこまでも

 

S・I・T・I  質権  LeT's go

S・I・T・I  質権  LeT's go

 

お金貸す  事に不安  無担保なんかじゃ貸し切れない

供してくれる  担保はどちら  あらかじめゲットしたい

質物は盗られたって  質権じゃ取り戻せない

占有回収の訴え  何度だって起こしてあげる

必ず引き渡しまでやっちゃって  占有改定?どうしよう?

渡す担保を  渡さなければ   成立しないって決まりだ

建物型の物権は  登記をすればいいんだって

果実の収集  忘れないように  もっとも動  産は弁済のみ

 

今すぐ払って欲しいのは給料  先取特権重要

給料債権  見逃さないよ  弁済は優先に

不動産なら保存、工事  売買の債権も優先

質権・留置  先取特権  どれもこれも  担保物権なら 

 

付従性だってあっちゃって  債権消えれば  消滅

主な債権  移動したなら  担保物権  移った

物権の代わりの「何か」は  留置権以外は良いんだって

不可分性を  忘れないように  弁済まで  一緒にどこまでも

 

T・A・N・P・O  物権  LeT's go

T・A・N・P・O  物権  LeT's go

T・A・N・P・O  物権  LeT's go

 

 

解説

担保物権法は大きく分けて四種類に大別出来ます。この中から最も難しくややこしく法学生泣かせの「抵当権」を抜いた三種類の担保物権を説明した替え歌です。ちなみに下にある二つ目の替え歌は抵当権を説明した替え歌です。そうです、上の方で述べた通り今回の替え歌の目的は私が担保物権法の試験勉強をするためのみです。まあこんな出来の悪い歌二つで試験勉強が出来たら苦労はしないのですが、私の大学生活の暗雲はともかく中身の解説を。とかくテストに出そうなところを詰め込んだせいでかなり無理のある個所がいくつかありますので、これを解説したいと思います。

「消滅は「請求」どこまでも」

債務者は、相当の担保を供する事で留置権の消滅を「請求」することが出来ます。あくまで請求する事が出来るというだけで、担保を供したら絶対的に消滅するという訳では無いのです。

「必ず引き渡しまでやっちゃって」

質権の成立要件は質物の「引き渡し」です。質権者が質物を受け取らずにそのまま質権設定者に持たせたままにしておく「占有改定」ではダメなのです。ただ、ちょっとしたに書いた通り不動産なら話は別です。

・・・とまあこんな所でしょうか。後の分かりにくさはいつもの程度ですし。

 

 

味楽る!ミミカナンバーワン」

 

抵当権設定したら  リスクが下がるよ  非占有担保

 

債務債務  弁済無いと

競売(う)ったお金は  only  own(オンリーオウン)

付従に  随伴  不可分性  物上代位に登記でホイ

 

物にくっつく付加一体物も

物に従する従たる権利も

みんなに及ぶ抵当権は  不動産の権利だよ

土地と建物が分かれたら  法定の地上権  生まれるのは当然

土地と建物  一緒に持った

お人が定めた  モーゲージ

権利が実行  競売されて  異なる所有者保護してホイ

 

不法占拠中の第三者にも

密猟してる犯罪者にも

皆に言える物権的請求  侵害廃除の権利だよ

直接私に  返しなさい  本来の所有者  維持管理が出来ない

強い権利  抵当権

賃借人は  ドライブ・アウト

対抗要件  登記の同意

なんなら無くても  半年はホイ

 

代価弁済払った場合も

消滅請求し払った場合も

みんな消えるよ抵当権は  第三取得者保護するよ

建物が後に  建ったなら  纏めて売れるよ  でもね金は土地分

 

便利便利  便利な権利

根抵当権  ナンバーワン

上限保証  価格は相談

付従も随伴も  これにはナイ 

 

 

解説

基本的にこの替え歌シリーズは私がユーチューブから拾ってきた人気そうなアニソンを素材に作っているのですが、今回は自分の好みでやってみました。知ってる人いるのかなあ。まあ私の私による私の為の替え歌を有言実行したまでなので後悔は有りません。解説をしましょう。

抵当権は上記通り担保物権法の中でも特に重要度の高い制度で、その特徴として占有が要件でない非占有担保であることが挙げられます。この辺は不動産の質権と似ているようですが、根本的な所が異なりまして、抵当権が係った不動産の利用や収益は全て債務者の物であるままなのです。質権は果実の回収が出来ますが抵当権は出来ません。あくまで債務不履行になった後の優先弁済権を保証する為の制度なのです。で、後は・・・ 「ドライブ・アウト」で「出ていく」って意味らしいです。抵当権は強い権利なので賃借権じゃ「出ていけ」と言われても対抗できないのです。ただ賃借権の登記を抵当権者皆に認められた場合は対抗出来ますし、対抗要件が無くても半年(六か月)は猶予期間が与えられます。すぐに追い出されるのは賃借権者にとって酷ですし。後はそうですね、最後に走り書いた形になりますが根抵当権はあまり知られてませんが便利な権利です。例えば二千万の土地に抵当権付けた所で二億の債務を保証しろってのは中々道理の通らない話です。しかし根抵当権なら二千万の土地を担保に五千万だけ保証なんてことが出来る訳です。企業同士の取引とかは大体その形らしいです。